東京の屋形船に乗ろう! | 公式予約サイト
2010.02.10
<マラソンは美しい!>東京で生まれ東京で育ちン十余年、これまで幾多のシティマラソンやら駅伝に出くわす機会はあったけれど、衆人をかき分けへし分けし街道に出で、応援声援しなかったのは、「コースはすぐそこだけれど……べつに行かんでもねえ。TV中継の方がよくわかって楽し」。しかーし今回、レポする都合もあって、初めて生マラソンを目の当たりにし、「べつに……」、「とくに……」、「TV中継で…」を、全面撤回いたします。カメラを据えたのは当組合応援団が陣を張る30km地点の浅草橋。10時40分。日本橋方向からトップグループがチラと見え、みるみる迫って来る、どんどん迫って来る。ファインダー越しにゼッケン<1>の招待選手と20名ほどのランナーを現認したとき「おおおっ!!!!!!!!!!」。このカンドーは、なんでしょ。ランナーの気迫、速さ、彼らのもつエネルギーというか、単純ながらその「力強く走る」という見事さに圧倒され、卒倒しそう。何ともことばにならない大臨場感にやられ、シャッター切りまくりです。そして「一見は百聞にまさる」とはこのことです。マラソンはそれそのものが美しい。懸命に走っているランナーの表情と筋肉は文句なく「美」です。
<お台場パレットタウンまで応援者を無料搬送>さてこのたびは、組合挙げての応援です。世に知れた東京観光屋形船は、東京マラソンも応援するし、「大災害(震災)時、都民の皆様にお役に立つ水辺の助っ人」となるべくその周知を兼ねて「海路、応援者の無料搬送」を実施。屋形船のメッカ浅草橋からゴール近くのお台場パレットタウンまで、10時より1時間ごとに計6回、屋形船を出しました。事前の宣伝広報はWEBだけで、また予約制だったので「ほんとに利用されるの?」。そこで当日、揃いの赤いジャケットを着て組合員一同沿道に出で、道行く応援者に熱く企図を説明しいの、すぐわきの出船桟橋までエスコートしいの。その甲斐あって100人乗りの屋形船はけっこうな応援者で賑わいました。海路50分。屋形船に初めて乗ったというカップルは、「偶然とはいえこんなかたちで屋形船に乗れるとは! 水辺から見る東京って素敵ですね!!」。ありがとうございます。東京って、ホントは水路の都市なんです。江戸時代よりの水路が今でもそこここに残されており、人知れず緊急時の桟橋がやはりそこここに設置されていて、実は都心の奥の奥まで航行できたりするんです。まあ、かようなことどもを乗り合わせた方々に説明し、例えば震災時に都内の陸上交通がダメになっても、最後は水路と船があることをお伝えして、「その際は屋形船を思い起こして水辺に来てみて!」と。
<着船桟橋は風波で波ザブ!>今般、屋形船での搬送で判ったことは、着船桟橋と風波の問題です。12時着のお台場パレットタウン桟橋はおおむね10m強の南風で雨風強く、海面はざぶざぶしていました。これ以上の風波ではこの桟橋は着船不能です。船が桟橋に当たって壊れてしまいます。荒れた日に安全確実にヒト、モノを搬送できる桟橋のセレクトも含め、課題がいくつか出てきました。<災害時の支援活動と今後>ところで、今般の当組合の搬送事案は、再々「東京災害時の指揮人員、罹災者、帰宅困難者への支援活動」の一環として実施しました。今回は東京マラソンもあって搬送の起点を屋形船のメッカ浅草橋とし、着点をゴールに近いお台場パレットタウンとしましたが、搬送に適した屋形船などの船舶は、浅草橋以外にもJR品川~品川掘り、JR浜松町小杉橋、JR田町の運河水路などに数多くあり、そこを起点としてお台場はもちろん、隅田川周辺と日本橋、葛西臨海部、羽田空港へと航行することも可能です。私たちは今回のこの経験を生かし、自治体、地域コミュニティー、警察・消防等々と連絡連携を図 り、災害時の帰宅困難者等の問題も含め、どのように船を動かしたら効果的に効率的に役目を果たせるのかを具体的に考えて参ります。